2012年2月25日土曜日

技術レンタル

魔術は積極的に請け負いたくない見習いです。

製作代行はLv100であれば失敗しません。失敗しないから安心して受けることができます。
言い換えると、迷惑をかける可能性がないということです。しかし魔術はそうではありません。
私が他人の魔術をあまりやりたくない理由はこんなところです。

1.基本的には終わりがない(長時間拘束される可能性がある)
2.依頼者の希望と作業者の思惑がずれる可能性がある
3.失敗でステータスダウンすると責任を感じる

よくある依頼のパターンとしては
「活力と精神はほどほどで耐性は犠牲にしてもいいので知性だけ過剰してください」
みたいなパターンです。

こういう依頼の何が問題かというと、ルーンの選択と打ち込む判断を全て職人に任せる点です。
任せるということは責任が発生します。成功でも失敗でも、結果には責任がついて回ります。
結果に文句は言いませんなんて言う方もいますが、そういう場合も逆に遠慮したいです。
依頼者にがっかり感とかいらいら感を負わせることになりますし、そういう心理的なストレスを
与える可能性があると考えるだけでもいやです。

依頼者・作業者の双方ともが納得でき、失敗の責任(の所在)を気にしないで済む方法を模索
した結果、魔術に関しては技術レンタル以外の依頼は受けないことにしました。
技術レンタルというのは、打ち込むルーンの種類を依頼者が指定するということです。作業者は
言われた通り間違いなく打ち込む作業に専念します。こうすることによって

1.結果責任は依頼者が負うという明確な責任の所在が示せる
2.依頼者が望まない魔術を行う可能性をなくすことができる
3.打ち込んだ結果が良くも悪くも依頼者にとって納得できる

というメリットが生じます。しかしその反面、この方法は依頼者側にもある程度は魔術の知識が
必要になります(たとえば強化の上限とかルーンパワーの計算とか)。
そういうもろもろの事情を理解した上で、それでもなお依頼者自ら責任を負ってルーンを打つと
いうことであれば「魔術100の技術だけはレンタル」します。それ以上は遠慮します。

自分の物に自分で魔術するなら好き勝手にやればいいことですが、他人様のものを魔術する
のであれば、いい加減なことはしたくないわけです。少なくとも依頼者側が納得のできる方法で
やりたいので、このような条件になりました。お任せでいい感じに仕上げてほしい!という方は
そういう職人さんを探すほうがいいと思います。

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