でも死ねます。一度くらいは死んで生き返るんだ~ということで更新された敵がどうなった
のか見てきました。
RPGに限りませんが、ゲームデザインにおける重要な項目として「レベルデザイン」という
概念があります。
レベルデザインとは何かというと、プレイヤーのステータスに応じて行動可能エリアとか、
戦闘しても無事に倒せるレベルの敵をデザインするということです。ドラクエで始まった時
お城の周りでスライムを倒すのが精一杯のところから始まり、レベルが上がり行動エリア
が広がると、より強い敵(より多くの経験値)、より多くの報酬がもらえるというアレです。
Ver2.4.xあたりまではこの法則がある程度は保たれていたのですが、近年の更新でその
バランス、つまりレベルに応じた強さの敵をデザインするというルールが壊されています。
元々ドフスは装備やステータスの比重が高く、レベルの概念が「軽い」ゲームでしたけど
それでもレベルは重要な要素です。装備可能なアイテムをレベルで制限している以上、
あるエリアに出現する敵 = そのエリアで想定されるレベルで倒せる敵
という法則は守られるべきだと私は思います。Ver2.7のアップデートでドラゴン・ピッグD
の雑魚敵が大幅にHPを増やされましたが、極端すぎます。適正レベル100のダンジョン
に出てくる敵ではありません。そして2.9でもこのバランス破壊が進もうとしています。
アストゥルーブの炭坑のクラックロック改めクラックボールですが、予想通りの強化です。
初期エリアに出現する敵としては、耐性も高めでHPも多く不釣り合いだと思います。
圧巻はエカフリップ寺院のクラックラーです。
たったのLv67しかないのに、HPが1300もあります。これ、同じレベルのキャラクタの場合
さわったら終わりですよね。このHPでAPやMPを削られると、最低でもLv150くらいないと
まともに戦えないでしょう。どういう意図でこうしたのかまったくわかりません。
平原クラックラーのHPはVer2.8でLv51/HP540ほどでしたから、ざっと1.3倍の強化です。
でもクラックラーほどひどい強化ではありません。
修正予告のあったカニガーはLv75でHP1000と微妙な強化。これもレベルの割にはHPが
多すぎますね。以前は800程度だったはずです。
カラスに至ってはHP200と倍近くに引き上げられました。耐性が低めで倒しやすいといえ
何でもHPで調整しようというのは無理があるでしょう。
これは上のカニガーが召喚したコスネークです。HP増やせばいいって物ではありません。
黄金さんは前回の強化から変わっていませんでしたが、
一般のターキーは超絶強化されていました。これ以上の仕立て屋は不要ということですか。
黄金ターキーも含めて、敵のレベルとHPの量がまったく釣り合っていません。
適正レベルのプレイヤーが適正な装備をそろえても戦うのが困難な敵を配置しているのは
すでにできあがったプレイヤーしか考えていない、新規など後は野となれ山となれってこと
なのでしょう。
古いゲームなので、そこかしこにサービス初期のバランスを引き継いでいる部分があると
いうのはわかりますが、ピンポイントで極端な修正を入れると、全体として歪んだ形になる
のは当たり前だと思います。
「レベルデザインを適正に保つ」ということを第一に、全体的な敵レベルとHPやステータス
の調整をしてくれることを、今後の修正には期待したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿